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紳士すぎてすみません

読書記録: 『先読み力で人を動かす』

今さらだけど読んでみて、学ぶことが多かったのでメモ。


「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~

「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~


  • 「ツールと手法」だけではなく、「マインド」も必要
    • 「何を使って」「どうやるか」だけではなく、「なぜ」が重要


  • 問題解決とは、認知→タスク化→実行→後処理(→周囲からの信頼変化)
    • 先読みして認知、タスク化、実行をあらかじめしておけば後処理が不要になり、周囲からの信頼が変化する
    • このプロセスを実行して初めてプロアクティブ


  • 先読み力を身につけ、プロアクティブに実行することのメリット
    • 問題の発生そのものを防ぐことができ、問題解決する必要がなくなる
      • つまり、「先読み力」とは問題発生以前の解決スキル
    • 自分のために投資する時間を確保できる
    • 目標を短期間で達成できる
    • 早いスピードで成長できる
      • 仮説を立てて、実行し、検証することで、より早くP
      • プロアクティブに実行することで
        • 自分のために投資する時間を確保できる
        • 目標を短期間で達成できる
        • 早いスピードで成長できる
          • 仮説を立てて、実行し、検証することで、より早くPDCAを回すことができる


  • 「できる人の5段階」
    • レベル1: 報告のみを行い、対応を観察する
    • レベル2: アドバイスをもらい、解決する
    • レベル3: 解決の選択肢を提示する
    • レベル4: 解決の選択肢とベストの案を提示する
      • レベル1-4: リーダーの指示のもとで解決
    • レベル5: 選択肢を判断して実行し、結果を報告する
      • レベル5: 自ら判断して解決


  • 成長を加速する時間の投資法
    • 資格取得のための勉強
      • ゴールが明確
    • 社内外の勉強会、セミナーに参加
      • 普段使っていない脳が刺激される
    • 転職活動
      • それまでの仕事を振り返ることができる
      • 市場価値の確認
      • 仕事に対する価値観の確認


  • 先読み力を鍛えるタイムマネジメント
    • 準備
      • 毎週日曜日の夜に2-3時間かけて行う
    • タスクリスト
      • タスクリストには、先読みして出てきたタスクをどんどん記入する
      • タスクリストのクオリティは、タスクをヌケモレなく網羅できるかで決まる
      • 正確性が求められる仕事であれば、人・物・金、情報、時間という切り口で確認
      • 優先順位が高く、今日中にやらなくてはならないタスクに対して赤丸、今日手をつけたほうがよいものに対して青丸をつける
    • 予定
      • 例: MTG
        • 発言内容、資料を考えておく、そのために時間を確保する。議事録作成のための時間を確保する
      • 午前中は可能な限り、90分の枠で集中して行う仕事を入れる
        • 睡眠は90分周期でノンレム睡眠・レム睡眠を繰り返す
      • 午後一番は、考えたり集中したりする仕事はいれない
      • バッファはなるべく午後に、1日最低1時間、可能であれば2時間程度作る
      • メールを読む回数は一日3回
    • 実績
      • 実績は投入した時間に対する仕事の成果
      • 初めは30分、60分単位で記入
      • 一日2-3回に分けて記入
    • 分析
      • 予定せずに実行した仕事(リアクティブな仕事:赤色)
        • 時間内に終わらなかった仕事
          • なぜできなかったのか(Why)
          • どうすればできたか(How)
        • 想定外の仕事
          • 先読みして想定外の仕事を減らすことはプロアクティブ・タイムマネジメントで最も重要
      • リーダーであれば最低でも50%はプロアクティブにできるとよい
    • その他
      • 週間スケジュールに関してもどこかで管理できるとよさそう


  • 成果をあげるMTG
    • MTGの目的
      • 情報収集: 意思決定のための情報収集
      • 情報共有: 共通の目的・価値観の形成
      • 意思決定: 問題解決のミーティング
      • 説得: グループのメンバーを説得する
      • 調整: 現状のシステムを一部修正する?
      • ブレスト: 既存の概念に束縛されない情報収集
    • MTGは参加者が投資する貴重な時間に対してのリターンがあるべき
    • MTGのクオリティは事前準備によってほとんど決まる
      • 結論まで仮説を立て、自分の頭の中を整理する
      • MTG後の予定や行動を予測する
    • アジェンダを事前に共有しておき、相手の準備不足も事前に消しておく
    • 事前調整は大切
      • 人は相談されるのが好き
      • 相手は3タイプ
        • 最終権限をもった人
        • 最終権限をもった人のブレーン的存在の人
        • 最終権限はないが、議論を脱線しがちな人
    • MTGをリードする場合にやるべきこと
      • 目的やゴールを明確にし、それを意識し続けること
      • 目的・ゴール・アジェンダを目に見えるようにしておく
      • 何を、誰が、いつまでに、をすべての決定事項に対して明確にする
    • 議事録は準備した資料からコピーして活用


  • チーム関係者を巻き込み成功に導く
    • プロアクティブな報告: 全体の枠組みを相手の頭の中に作る
      • 完了の基準を伝える
      • 完了までの手順を伝える
      • 現時点の達成度を伝える
    • プロアクティブな説明: 説明相手は小学生
      • 素人をナビゲートするように、物事を決めて引っ張っていく
      • 素人には知識で絶対に負けないように勉強する
        • その道のプロとしてお金をもらっているので、お客様のどのような質問にも答えられるように勉強しておく
      • -> そのために、知識と解をゆるぎない絶対的なものにしておく必要がある
    • 期待値をコントロールして満足値を変える
    • 好意で仕事をするのであれば、正しく認識してもらい、お客様に感謝してもらうことは重要
      • 好意であることを伝えるかどうかで評価にも差が出る
    • 「まず、自分がお客様に認められろ。そして、お客様がお客様社内で認められるために行動しろ」